部分隔離とは

工法概要 概 要

雪氷熱エネルギーは、「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法」で
新エネルギーとして位置づけられ、公共施設・各種産業施設・農業施設などに
導入が拡大しています。
冬の低温エネルギーである降雪を夏まで貯蓄し消費するエネルギープラントは
大量の雪から冷水を取水し熱交換機で冷房エネルギーに変換利用するシステム
で安価で安定的かつ容易に作ることが可能なエネルギーといわれ、多くのメリット
がある一方で貯雪庫等のコストの高さが普及の妨げとなっているのです。

 
 社会性 詳 細

スウェーデンにおける実例
世界規模でグリーンエネルギーの活用の気運が高まっているとみておりスウエーデン
スンズバル地域病院(国立)では、貯雪量70,000m3のプラントが2000年より商業運転
を開始している。

----スンズバル地域病院の実例----

Explanation chart



Sundsvall snow storage (Nov 1999) L: 140 m W: 60 m D: 2 m



Sundsvall snow storage (March 2002), 30,000 m3



Sundsvall Snow Cooling Total coolinng cost

貯雪堆積場の規模は長さ140㍍、幅60㍍、深さ2㍍ 貯雪量は2000年に18,800mであった
が2006年で53,800mまで拡大。出力は2006年の1,400kwから2010年に3,000kwまで拡大
冷房コストも2002年、2.5Sek/Kwhだったものが2005年を境に0.5Sek/Kwhまで縮小してお
りこの地域の平均電力費1Sek/kwhを下回る。
※Sek  スウェーデンクローナ/日本円レート約¥12




New 日本における実例 「 新千歳空港雪冷熱供給施設 」 

2010年 日本では、空港で除雪した雪を利用しBOD低減とCO2削減を同時に達成する
ことを目的としています。 CO2削減目標値は、BOD対策として必要な雪で賄える冷熱量
を想定し、年間2,100t(貯雪量240,000m3)としている。
It begins in 2010 japan is an initiative aimed at simultane ously reducing bod and CO2
using snow cleared from Airport Our target is to reduce CO2 by 2,100tons(Volume by
240,000m3) per year,envision-ing using the amount of snow needed for the bod measures
for cooling


New chitose airport number11spot


New chitose airport snow storage (Nov 2009) L: 200m W: 100m D: 2 m


New chitose airport snow storage (May 2010) L: 200m W: 100m D: 2 m


---雪冷熱供給施設の概要---
施設名称 新千歳空港雪冷熱供給施設
供給企業 セントラルリーシングシステム株式会社
所在地 北海道千歳市美々 新千歳空港内
貯雪ピット面積 20,000m2
竣工 2010年2月(5月運用開始)
主要設備 冷水供給ポンプ 45kW×3台(~5台)
熱交換器 1,000USRT 1台(~2台)
熱交換方式 熱交換冷水循環方式
貯雪量 120,000m3 / 年(~240,000m3 / 年)
雪冷熱供給能力 17,900 GJ / 年(35,800 GJ / 年)
エネルギー削減量 原油換算 430 kL / 年(~860 kL / 年)
CO2削減量 1,050 t-CO2 / 年(~2,100 t-CO2 / 年)
冷房供給期間 5月~9月の5ヶ月間




System Flow

駐機場の自然降雪は巨大なプール(貯雪ピット)へ運ばれ遮熱断熱シートで夏まで保存します。貯雪ピットの底には2~3℃と非常に冷たい雪解け水があり、濾過層でゴミを除去した後にエネルギー棟内にある熱交換機を循環して空港ターミナルに供給されます。ターミナルの熱を吸収した冷水は11~12℃で貯雪ピットに戻り再び雪解け水となり循環するしくみです。冷房は電力消費が大きく最新の冷房器機でもCOP(成績係数)5程度であるが、雪氷エネルギーはCOP20~30と大きなエネルギーを取り出す事ができます。



Adiabatic Sheet structure

断熱シートは従来の貯雪設備の代替として大切な役割を担っています。上覆材には次世代環境型
の遮熱断熱専用のシート開発が必要となり、OGAWATEC製のECO4R-SSシートが採用されています。
要求性能は「遮熱性・断熱性・防汚性・耐久性・高強度・軽量・リサイクル率」となり、断熱性能は「熱貫
流率+温度差」=「断熱材を厚く+日射吸収率を小さく」とシート表面温度の上昇を防く工夫がされて
いる。(上図 断熱シートのしくみ)。 また、シート材の劣化による可塑材汚染は遮熱に重要な反射率
低下を招く事からPE単素材による可塑汚染ゼロを目指すと共に廃棄時の樹脂は高いリサイクル率を
達成している。(下図 要求性能)。 


Demand performance
項目 数値
断熱性能 熱貫流率 k-0.6w/㎡・k以下
反射率 80%以上
遮光率 0.5%以下
リサイクル率 80%以上
耐久性 5年後/残存強度80%以上
上覆体の色 スノーホワイト/シルバー
上覆の材質 PE(ポリエチレン)
断熱材 発泡スチロール 厚み50㍉
Performance table



雪の集積プロセス

 Ⅰ雪の成形                     Ⅱ断熱シート敷設


 Ⅲウエイトホース水充填           Ⅳ水充填完了


 Ⅴ敷設完了


---後記----
千歳空港雪冷熱供給施設の雪冷熱プラントは事業主であるセントラルリーシングシステム(株)により、新エネ雪氷利用研究会会員である国立大学法人北海道大学、国策建設(株)、新菱冷熱工業(株)、(株)小川テックとの産学連携による企画案が採用され、実現したものです。
---経過----
新千歳空港エコ冷房初運用」 歴史的な猛暑となった今年、新システムでの初運用の経過が国土交通省より報道されました。8月は30度を超え雪エネルギーはターミナル冷房エネルギーの2割を賄ったとの事です。商業運用の大きな第一歩となりました。 平成22年9月2日




雪氷エネルギー  八幡平市りんどう培養施設の事例 新菱冷熱工業(株)2009年




 社会性 導 入


雪氷エネルギープラントの導入を検討されている方

新エネルギー導入のための主な支援制度